エバンジェリストの必要性

エバンジェリストとは

エバンジェリストとはWebのトレンド、技術の「伝導者」となる今後必要とされている職種のことです。複雑化しているWeb/ITの技術は企業、特に中小企業の広報担当者では、何をすることが正解なのか、なかなか判断できません。
企業のアドバイザー、広告代理店やWeb制作会社の間に立ち、企業が正しい判断をするための助言をしたり、企業の経営層に必要性を問いたります。


Web制作会社・広告代理店がいるからいいんじゃないの?

筆者もWebコンサルとして初めてお会いするお客様にはエバンジェリストの重要性をお話しますが、ほとんどのお客様が「Web制作会社・広告代理店がいるからいいんじゃないの?」という疑問を持たれます。
しかし、私が出会ってきたWeb政策会社や広告代理店で信頼できる営業は本当に一握りだと感じています。大手広告代理店の2017年の不祥事でもありましたが、Web業界の業務は広報活動の複雑化により、お客様のことを本気で考えた作業や、プランニングをしてしまうと利益が合わないという現状が浮き彫りになってきています。
そのため、営業担当者はなるべく早く終わって、ある程度効果の出る施策で済ませようとする傾向が強くなってきていると感じています。(すべての企業がそういうわけではありませんが。)これを防ぐためには、広告代理店や制作会社にもう少しお金と時間を渡すか、お客様企業がプランの良しあしを判断できる状態を作らなければいけません。
筆者が活動している静岡は残念ながらITリテラシーが低いため、自社内で正しい判断ができない状態となっています。そこで、必要になるのがエバンジェリストというわけですね。言葉は難しく聞こえますが、要は「顧問」「コンサル」「アドバイザー」といったところでしょう。


地方企業が販路開拓を行うにはWebの活用が不可欠

地方の中小企業の現状を考えると販路開拓、外貨(国内外問わず)の獲得からの雇用創出が確実に必要となります。しかし、地方中小企業はWebの専任担当者を雇う体力が現状はない企業が多いですね。人材もそうはいないですし。そういった場合にエバンジェリストとして活動している人間を顧問契約することが最も効率的で、理に叶った選択だと筆者は感じています。
Web制作の際も、Webプロモーションの際も実働は制作会社や社内で実施をしますが、より効果が出る方法を判断してもらうためにそういう人材を周りに用意しておくことも重要ですね!