Web広告を初めて出稿する際の注意点②

Point3 サービス・商品の粗利率や収益モデルを確認する

Pointの3つは多くの企業が盲点とするとことであると思います。私は常にWeb広告を行う場合は、自社の販売したいサービス・商品の粗利率と収益モデルがWeb広告のいわゆるPPC広告にあっているかを見極めることが重要であるとお話しをしています。商売の特性上、広告代理店方から依頼を受けることもあり、「この商品はPPC広告はやめた方がいいよ」という話もしますが、そこは間に立っている広告代理店のいう事を聞くしかありません。判断の権限は代理店にありますので。私がPPC広告を運用する場合は、必ず商品の粗利率と、生涯収益などのお話をさせて頂きます。

当たり前のお話ですが、粗利1万円の商品を1つ販売する為に10万円の広告宣伝費はかけることはできないですよね?PPC広告のような特性の広告は1クリックするたびに費用が発生し、受注率1%を切ることもあります。クリック単価は安くても30円、運用費用を入れると40円~50円以上となります。競争率の高い業界では1クリック2000円以上の場合もありますので。

私が考える、PPC広告がマッチする業種は、住宅、カードローン、通信、自動車販売、クレジットカードなどです。もちろん商品自体が素晴らしいことは必要ですが、1つの販売で大きな利益を得られることや、ロングテールで生涯収益が積みあがるモデルであることが必要と考えられます。

Web広告を使えばターゲットを高精度でターゲティングできてバンバン売れる!わけではなく、他にも多くの要素が関連して効果を生み出します。Web広告を出稿する際に気を付けるPointを1つずつ整理しましょう!

—————————————————————————————————-
PPC広告とは
ペイパークリックの略称で、クリックして初めて広告費用が発生する広告です。表示されるだけでは広告費は発生せず、表示広告をクリックして初めて請求がかかります。PPC広告のクリック単価については、基本的には入札制度がとられており、より高いクリック単価を入札した企業の広告が優先的に表示されるように設計されています。(実際は入札単価飲みで順位が決まりませんし、入札単価通りの単価は発生しないことが多いので、ここは後日別の記事でお話しします。)