地方企業はfacebook広告を有効活用してアジアを攻めるべき(越境プロモーション)

facebook現状から読み解く

私は、地方企業の支援をする中で、何故商圏を狭くもとうとするのか疑問に思うことがよくある。地方企業だけかはわからないが、領域意識が強く内弁慶的な特徴が見え隠れする。もっと、Webを使って海外にでていってもいいのではなか?と。
その一つとしてfacebookのアジアでの利用率と、利用方法があげられる。日本でのfacebook利用者はさまざまなデータを見ても人口比で20%前後である。日本国内ではfacebookだけを使ってプロモーションは難しい。しかし、アジア諸国をみると異なる傾向が見えてくる。
例えば、台湾の対人口比率のfacebook利用者は70%以上、タイでは50%以上、香港でも70%以上という具合だ。
facebookは日本国内では、皆が使っているものではないが、アジアに目を向ければ半数以上が使うメインの情報収集手段となっている。


made in Japanを海外に発信(越境プロモーション)

ここからわかることは、facebook、facebook広告をうまく活用すれば、専門化に依頼をしなくても、海外プロモーションが可能になったということだ。これは私の持論だが、Webはすべてトライ&エラーである為、専門家に依頼しても意味がない。例えば、タイでプロモーションするのであれば、訴求方法が正しいか、広告デザインが国民の好みにあうのか?等、試行錯誤をするしかない。
日本製品の品質は、世界の水準が上がっていてもまだまだ望まれる領域にあると考えれば、市場は永遠に広がっているとかんがえられる。
海外へのネット販売(越境プロモーション)の代行会社も増えている事を考えれば、プロモーションを成功させれば、ビジネス全体の広がりの可能性は見出せるだろう。


日本と違うfacebookの利用方法

facebookをメインのコミュニケーションツールとして利用する国の一つとしてタイ王国があげられる。タイでは物の売買がfacebookのチャットツールのmessengerで行われたりするのだ。物の売買がfacebook上で行われるほどfacebookがプラットフォーム化しているということである。
日本と異なり、アジア各国はデスクトップパソコンの時代を経ずに、スマートフォンの時代に突入した。そのため、スマートフォンがメインデバイスとなり、当初から力をもっていたfacebookが一般化し、進化したのだ。シンガポールにある、facebookのアジア拠点では、アジアの国ごとにも異なる機能を搭載させるために、日々研究が行われている。
日本以外の国でfacebookは想像以上に生活に密着した媒体であるということを理解した上で、うまく活用してほしい。