スマートフォンで閲覧した際に最適化されたHPの重要性

レスポンシブデザインに対する過度な信頼

静岡でWebの仕事をしていてよく感じるのが「最適化」という言葉が独り歩きしていることです。最も顕著なのがスマホへの最適化です。情報の受け取り方が変わり、スマホメインで情報に触れる割合が高くなり、多くの企業がWebサイトを制作する際にスマホを意識したサイト制作を始めました。その中で、常用されるのがレスポンシブデザインです。費用を抑えながらスマホ画面でも見やすい表示を行うことができ、SEO的にも評価が高いとされています。
ここで良く出てくるのが、

レスポンシブデザイン=スマホ最適化

と、いう勘違いです。
レスポンシブデザインはスマホでも見やすいレイアウトに変えるだけであって、最適化ではないというのが私の見解です。地方企業のサイトの多くは、
スマホでの見やすい環境を整えているだけであって、最適化ではありません。

私の理論ですが、最適化とは、
『スマホで見た際も、最適化とは届けたい情報に確実に到達し、企業が求めるゴールでのアクションをしてもらいやすい設計になっている事です。』

スマホサイズでも見やすい画面を作っただけでは、最適化と言えませんし、ゴールに到達する人が劇的に増えるとは思えないですね。


最適化する際に気を付ける事

下記は、代表例として私個人的な意見です。基本的なことだけですので、細かいことは別ブログで書きます。
1.ファーストビューで届けたい情報があることを意識させる。
何も考えずにPC版のサイトをレスポンシブにすると、重要な情報が画面の下の方に行ってしまう事が良く見られます。PCの時はファーストビューで見えても、スマホだとすごく下の方へ行ってしまって気づかれないなど。もったいないですね。そういった時は順番を変えることもそうですが、ページ内リンクを上部に付けて、タップすると下部の該当箇所に飛ばすなどの工夫が必要です。

2.最も見てもらいたい情報のページへのリンクはどこからでも飛べる設計
スマホで見えやすい大きさに表示を変えると、同時に画面上で閲覧できる情報量が少なくなります。ですので、ゴールまでの導線に気付かれにくい状態が出来てしまいます。PCの際は画面いっぱいに多くの情報がある為、バナーを目立たせれば気付いてもらえましたが、スマホの時はバナーの数を増やして、常に気付いてもらう努力も必要です。

上記は難しいことではありません。スマホをメインに考えても、サイト制作後の確認はパソコンだけでやってしまう企業が良くあります。仕事はPCでやっているのでその流れなのでしょう。PCでの表示はよく考えられて設計されているの、スマホは微妙。。。とならないようにスマホででの確認を確実やるようにしましょう!